Blogブログ

数字から読む在留外国人の傾向

2025年9月4日

8月6日、総務省より発表された「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」(2025年1月1日現在)から、日本に生活・滞在する外国人(=在留外国人)の人口推移や構成比等と、最近の傾向や特徴について書いていきます。

①日本人の人口は減少し、在留外国人の人口は増加している


2013年の調査開始以降、日本人は死亡者数が過去最多、出生者数が過去最少を記録した一方で、外国人は出生者数のほうが死亡者数より多く、また、国外からの転入者数は過去最多を記録しました。一年前と比べ、日本人の人口は約90万人減り、外国人の人口は約35万人増えましたが、トータルでは約55万人の減少です。2009年をピークに人口減少は加速しています。

②ミャンマー、インドネシア、ネパール、スリランカ、ベトナム国籍が著しく増加


在留外国人の国籍別構成比では、1番多いのが中国(23%)、2番目がベトナム(17%)、3番目が韓国(11%)で、この 3か国で外国人全体の約半数を占めています。その中で注目すべき点は、過去10年間でミャンマー、インドネシア、ネパール、スリランカ、ベトナム国籍の人口が著しく増加していることでしょう。当事務所では5、6年前よりこれらの国の方から翻訳のご注文がかなり増えてきています。

③在留資格では「特定技能」「技・人・国」「家族滞在」が著しく増加

在留資格別では、「永住者」が24%と最も多く、次いで「技能実習」12%、「技術・人文知識・国際業務(技・人・国)」が 11%と全体の約半数を占めています。過去5年間の推移で見ますと、「特定技能」「技・人・国」「家族滞在」が著しく増加しています。(「特定技能」は2019年から新設された在留資格です。)先の②で述べた、近年著しく増加した5か国について、それぞれ人数の多い在留資格。上位3つは下記のとおりです。

④都道府県別ランキング

都道府県別の人口データをもとに、人口数、比率、推移について各10位までのランキングを作成してみました。(2025 年1月1日現在)

外国人住民増加率が高い地域では、農林業分野での人手不足解消や、大規模工場の進出などの理由で外国人労働者を積極的に受け入れています。また、受け入れ側が、外国人にとって暮らしやすく働きやすい環境を整えていることで定住率を高めているといえます。